10年にわたるネット依存から抜け出し始めたきっかけ

衝動/やめられない

私は発達障害グレーゾーンなんですが、ASD+ADHD両方の要素があると思っていて、
それはネット依存から抜け出すのがかなり難しいと感じています。

ASDののめり込み体質(研究したい!追求したい!)と
ADHDの新しい刺激を求める体質(この情報も気になる!)が
ネットとめちゃくちゃ親和性高いからです。

そんな私ですが、最近ようやく依存から抜け出せそうかも?と思っています。

それにはどんなきっかけがあったのかを語っていきます。

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ネットで人生が崩壊した10年

私は中学まで勉強の成績が良い方でした。

「親にお金を払ってもらってるんだから精一杯勉強に励むべき」という
変な義務感からです。
(この頃から宿題の範囲間違えて解くなど不注意はしょっちゅうありましたが)

高校に入るときにお祝いで買ってもらったケータイから
私はネットにのめり込みました。

進学校に通っていましたが、友人関係で悩んでいたのもあり、
ストレスをネットで発散する日々。
ケータイ片手に寝落ちしてばかりいました。

当然勉強時間もほとんど取れず、成績は全然良くありませんでした。
 

それ以降大学時代も社会人になっても、
大切な時間という資産はネットに消えていきました。

ネットを遠ざけるのは現代では難しい

アルコールやタバコ、今話題の薬物依存症など、
依存から抜け出すにはその依存の対象物から身を離すことが必要だと言われています。

私自身、意識が他に逸れていれば別に禁断症状が起きるということもありませんでした。

友人と遊んでいるときや家族団らんのときはその時間を楽しみたいのでやりません。
トイレに持っていくことはありませんし、散歩の時だって触りたいとも思いません。
スマホ(というかタブレット)放ったまま出かけるときだってあります。

でも、私の場合、将来とひとりで向き合わざるをえない時。

度重なる就職活動の時…
オンライン応募、求人の閲覧、企業研究など、
現代ではネットが繋がっていないとできないことが多くあります。

意志が弱すぎる、と非難されることでしょう。その通りです。
私は、将来の自分を考えるのがつらくてつらくて、ネットで現実逃避をしてました。

実家暮らしを辞めて貯金が減っていったら、
自分で生きてかなきゃいけないんだから否が応でも動き出すだろう。そう考えてました。

結局は家族団らんしてるような時間帯ですらネットに費やしているだけでした。

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mobetというサービスでお金の力を借りる

昨年11月中、こんなサービスで5000円を懸けて目標を立てました。

自分で決めた期間内で目標を達成できなかったら、
事前登録しておいたクレカから金額が引き落とされるというものです。

結果は…つらかったですけど目標達成できました!
ならびに今までネットでかなりの時間を無駄に費やしてきたことがわかりました。

でもこの月末からお歳暮の派遣で目まぐるしい日々が続いたので、
mobetで継続して目標を立てることはしないでいました。余暇くらい好きなことしたいと。
ほんとにつらかったから…。(ダメダメだ)

ネット依存を抜け出すのもまたネットがきっかけ?

ここまでで私の意志の弱さは感じていただけたと思います。

じゃーそんな奴がどんなきっかけで
ネット依存から抜け出せそうなのよ?って話なんですが、
そのきっかけになったのも、ネット…Twitterなんです。

私は学生時代から最近までTwitterはしてきていません。
新しい情報が次々出てくるので特性的に依存しそうなのをなんとなく感じていたからです。

ただ、ブログをするにあたって周知のために必要なツールなので始めてみました。
やっぱり最近までハマってたんです。気づけば記事書かずにTwitterばかりしていました。
コメント貰えたり「いいね」貰えるのもすごく嬉しいから…
 

きっかけとなったのはフォロワーさんが転職活動を頑張って、
第一希望の会社に内定をもらった報告を見たから。

前の会社で非常につらい思いをされて、メンタル的にも大変だったと思うのに、
「やってみたい」と思う仕事に未経験ながらも採用されたということで、
その喜ばれる姿に私も元気を貰えました。

ここで私は、「生きていくために、仕事しなきゃいけない…」と受動的な気持ちでなくて、
「このフォロワーさんに続いて良い報告ができるように、自分も頑張らなきゃ!」と
転職活動について能動的な気持ちが芽生えました。

そう思ったら、ズルズル先延ばしにしていた短期派遣の応募もできましたし、
本命の会社の企業研究もやれましたし、
ビジネス本を読んで、早寝早起きして明日に備えよう。と、
「ダラダラとネットを見ている時間」を取っている暇はなくなりました。

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結局は自分の心持ちだった

私の場合、自分の将来と正面から向き合う苦痛な行為を
先延ばしにするためにネットをしていたので、
将来を考えるのが「楽しい」と感じられればいいことだったんですよね。

人と関わることで、私は「この人のように頑張りたい!」と自発的に思えたし、
「私も負けてらんないな〜!」っていい意味でライバルのようにも思えた。

ネット依存を克服する方法として、
「結局は自分の意志かよ!」と突っ込まれてしまうかもしれません。

私より強く発達障害の特性を持っていたり、
ネットをしていない間禁断症状が出るような重い依存症の場合は、
もちろん意志の力でどうにかなるようなものではないと思います。

ただ、
世間の目があるから…といった理屈で「やんなきゃ」って思おうとするより、

気が合う人との関わりのなかで、よい影響を貰って
「私も頑張ろう!そのために今はネットよりやることがある!」と自発的に思えることが
依存症には何よりもいいのかなって思います。
 

Twitterやる前の私は、友人も少なくて
世間一般的に言う「普通」と「私」のギャップに苦しんでばかりいました。
そしてネットの片隅にいる外れ者のお仲間を見て安心してたり…。(サイテー)

でも今は、Twitterで同じような苦しみを経験した仲間が未来へ進んでいくのを見て喜び、
「こんな私だけど、でもいいんだよな。」と自分を認めることも出来てきました。
だから自分も未来へ進もうとするのが苦痛じゃなくなってきてるんだと思います。

私は食べることでもストレス発散をしていた節がありますが、
いまは心が満たされているからかやけ食いをすることもなくなりました。

とは言っても、動き出せたのは昨日の話ですから、
もちろん「兆し」でしかなく、続けていこうと思った段階にしかすぎません。
それでも私には今までなかった変化だから嬉しいんです。
  

こんな私の恥部をさらしたのは初めてかもしれません(笑)
早起きして、執筆速度は遅いけど、ひさびさにブログを書くこともできました。

完璧じゃない私だけど、
無様に生きてる私を見て、
誰かが何かの行動をするきっかけになったら嬉しい。

ブログでも何でも、完璧にできないくせに完璧主義者で、
あまり行動を起こしてこなかった私でしたが、
これからはとりあえず動いてみようと思います。

と、久々に晴れた空を見て思いました。

コメント

  1. […] […]

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