お菓子を食べるのを我慢して痩せたい。
衝動買いをやめて貯金をしたい。
そう思っているのにやめられない、そんな人は多いと思います。
先日ネット依存症に関する記事で
物理的に依存物に触れられなくするグッズ、タイマー式南京錠を紹介しました。
ただこの商品は電気で動くタイプなので、
壊れたら中身を取り出すのが面倒になりそうとか、ちゃんと使えるの?と疑問をお持ちの方もいると思います。
今回は改めて、ネット以外の依存症対策について考えてみました。
緊急時に中身を取り出しやすく、それでいて冷蔵庫内や外出先など場所を問わない使い方ができるよう、試行錯誤しております。
タイマー式南京錠とは
指定した時間のあいだロックして、中の物を取り出せなくするグッズです。
ダブルジップのバッグや、旅行用のキャリーケースに通せば
なんでも禁欲バッグになる優れものです。
スマホ、お菓子、タバコ、ゲーム、テレビリモコンなど、
一定時間封じたいものを入れておけば強制的に我慢をするしかなくなります。
(最長99時間59分まで、自分で設定できます)
便利なタイマー式南京錠、不安要素は?
中国製造・販売品なので当たり外れが大きい
そんな便利なタイマー式南京錠ですが、中国で生産・販売されているもので
当たり外れが激しいようで、レビューも賛否両論です。
私は運良く当たりが来たようで安心したのですが初期不良の可能性も考えて、
なるべく商品説明の日本語が変じゃない、日本の業者さんから購入したほうがいいと思います。
万が一返品・交換のやりとりが発生したとき、やりやすくなるかと。(私は楽天のFam Styleというショップで注文しました)
初期不良がなくてもすぐ壊れるんじゃない?
まあ運良く初期不良がなかったとして
それでも数日後、数カ月後に壊れるかもしれない不安がありますよね。
中国製がすべて信用できないというわけではありませんが
日本の会社が入ってて製品基準をクリアしたものと、
中国で全ての過程を辿り輸入されてきたものとでは、クオリティーが違うことも正直あるわけで。
Amazonでは中国業者に粗悪品を掴まされた!なんて話も聞きますし。
もちろん日本の商品であっても長く使えないこともあるわけですが、
中国のは特にそういう心配が大きいというか。
例えばスマホを封じる使い方をしたとして。
所定の時間を過ぎても動かない、鍵が開かない……ってことがあると怖いなって。
そう思って使うのをためらう人もいるんではと思います。
私も最初、その心配をしていました。安いから長く使えなかった場合に目を瞑るとしても、ロック中に壊れて中身を取り出せなくなるのが不安で。
でも2,000円でこういう面白い商品を手に入れられるのは、やっぱり中国の強みだよなぁと。
緊急時にすぐ取り出せないのは困る
これも似たような心配なのですが、
地震などの災害が起きたときや急きょ仕事に行かなきゃいけなくなったときなど。
スマホやお金を禁欲バッグに入れていて、
まだあと数時間ある……っていう状況だと困る場面も出てくるかもしれない。
鍵部分は金属を束ねた感じの素材になっていて、すぐに切れそうなものではない。
これでは緊急時に困る。ニッパーを持ち歩かなきゃいけないのか……という心配。
私はこれが一番のネックでした。
そうそうないかもしれないけど、いざという時サッと大事なものが使えないのは困る……という(不安が大きいんです)
タイマー式南京錠の具体的な、不安を解消する使い方
初期不良についてはただ当たりが来ることを祈って、いざ外れだったら日本の業者さんで交換してもらうとして、
実際に使う時点での不安解消のポイントは道具選びにあります。
繋ぐ部分の一方を、布などのハサミで切りやすい素材にしておく
これはいぶきさんのブログで勉強になったアイディアです。
【安価!】強制的にスマホを触らないようにする凄すぎアイテム|俺の受験
ダブルジップなど壊しづらい素材だと鍵を工具で切るしかなくなる。
片方をハサミで切れる素材にしておくと、いざという時安心。
目からウロコでした。
もちろん、そうなると「依存物に触れられるハードル」も多少下がるわけですが、
いちいちわざわざ壊してまで手に入れたいとまでは思いませんね、私は。
逆を言えばその程度、「気軽に触れられる状態」というのがクセや習慣になってただけなんだと言うことができます。
ビニールネットケースが禁欲バッグとして使える
私はダイソーの、
「ビニールネットケースL型ファスナー B4」(100円+税)を購入してみました。
一般的な雑誌サイズのA4より大きいのでけっこう入ります。
お菓子もファミリーサイズじゃないポテチぐらいなら入るんじゃないかな?
(布の耳のところを使いたいのでフルサイズでは使えないけど)
そして、これなら冷蔵庫にも入るんですよ。
冷蔵庫の中の食品を禁欲!
この記事を見て、冷蔵庫にセットする鍵があることを知りました。
時間が来るまで開かない箱。ダイエットに効果的。ネットやゲーム中毒でも効果的。タイムロック冷蔵庫も。電源プラグ装着ロックも。 ブログ版スーパーポータル
この鍵を禁欲バッグにしまえばいいわけですね。
ただうちの冷蔵庫は借り物だから接着剤は使えないし、
それにちょこっとお試ししてみるのに2,000円以上はちょっとなぁと……。
この冷蔵庫の鍵について調べていたときに、
こちらのブログに辿り着きました。
冷蔵庫の中に自作のカゴを置き、鍵をつけるアイディアです。
そっか中に禁欲ボックス/バッグを入れればいいのか!と。
ビニールネットケースなら安くて汚れや水分にも強いし、
中身が少ないときでも無駄に場所を取ることもありません。
複数必要なら百均で南京錠も買って、
鍵をひとつの禁欲バッグにまとめれば沢山作れます。
ビニールケースの耐冷温度ではないと思うので自己責任ですが、
冷凍室のアイスなんかでもできそう。
もっと大きなものを入れたいなら、洗濯ネットがおすすめ
ダイソーをウロウロしてて思いつきました。
入れるものを選ばないという意味なら、洗濯ネットが最適だと思います。
洗濯物ネットってファスナーで洗濯物が傷つかないよう、
ゴム製のファスナーカバーがついていますよね。
この保護用のゴムに、南京錠を通すんです。
洗濯ネットなら大型のものでも安く手に入ります。
トートバッグタイプの持ち歩きがしやすいものもあります。
ビニールよりは汚れが心配なのでおすすめはしないですが、綺麗にしてるなら冷蔵庫に大きなものをいれるのにも役立ちますし。
いざとなったら洗える素材だし。
私が購入したのはダイソーの「仕分けできる洗濯ネット 角型」(200円+税)です。
55cm×45cmで、ざっくり座布団くらいの大きさかな。
これなら大きめのノートパソコンやファミリーサイズのお菓子も入ります。
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ポケットが2つあるバッグだと、一方にハサミを入れられる
「仕分けできる洗濯ネット」が何よりいいのが
裏表それぞれにポケットがあるところです。
一方のポケットにハサミを入れておきます。(こっちはロックしません)
そうすればいざという時にハサミを探す手間がかからない。
なお前述したビニールネットケースにも、ポケットが2つあるタイプもあります。
ダイソーにはB4よりも小さいサイズ(A4だったかな)からしかありませんでしたが、
出先で使うにはB4だと大きすぎますし、ちょうどいいかもですね。
依存に立ち向かう提案を、具体的に
過食なら、家にある食べ物をバッグにしまうのはもちろんのこと、
食品を買ってしまうお金も入れておきます。
衝動買いも一緒ですよね、買うお金さえなければ買えない。タバコやお酒でも一緒。
財布だけでなく通帳など、全財産を入れてしまいましょう。
いずれにしても節約になる。
うっかりしてるとお金を使う用事があることを忘れて、
交通費などのどうしても必要なものすら入れてしまう人もいるでしょう。
ADHDとかだとやりがちですね。
その場合もハサミで切れるので安心……
でも毎回やってると南京錠の意味がないので(切ればいいやと学習しちゃう)、
やむを得ない場合だけ使うように、よく考えてからロックしましょう。
出先で緊急事態があっても、ハサミがセットになっているので困らない
家でロックしている分には、そこらへんに置いているハサミを探して切ればいいだけですが、
出先でロックをしていたり災害があってどこかに避難したりしたときに、いつでもハサミが手に入るとは限りませんよね。うっかり忘れる場合もあるだろうし。
そんな時に禁欲バッグのポケットにハサミを入れておくと、忘れることがないので安心なんです!
まとめ
欲望を自分の意志の力だけで抑えようとするのは、かなり大変です。
食欲や買い物欲など「抑えたい!」と思ったときにタイマー式南京錠で欲望の対象を封じてしまえば、
未来の自分が「ああ我慢できない!」と思ったときにも触れることが出来なくなります。
緊急時のために切れる素材(布など)を用いて
さらにハサミをセットにして持ち歩けば、制限時間前に取り出したいときにも安心です。
タイマー式南京錠、おすすめですよ!
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