私は実家にいた頃、汚部屋の住人でした。
今では青森→茨城間を
1万円以下の費用で引っ越してきた
ミニマリストもどきです。
(自分の移動費は除く)
先日TwitterのTLに
とある汚部屋住人さんの写真が
ここから脱したいという覚悟とともに
流れてきたので、応援の気持ちを込めて、
私がミニマリストもどきになった経緯を
振り返ってみます。
足の踏み場もない床になるのが、常だった自室
学生時代はめちゃくちゃ
ものを溜め込んでました。
今は使わない教科書、
ちょっと興味を持って手を付けた裁縫道具とか、
「いつか使うかもしれないもの」で
あふれかえっていたんですよね。
部活の後輩とかから貰った寄せ書きとか
そういうのも気持ちがこもったものだし、
捨てられませんでした。
ものが多すぎて管理しきれないし
床が埋まってる状態で、くつろげるわけもなく
自室は基本、ベッドに寝に行くだけのものでした。
でもずっとこんな状態を
どうにかしたいと思っていました。
ものの処分の定義・順番を教えてくれた、2人の先生
「ガラクタ捨てれば自分が見える」カレン・キングストン
私がものを捨てられるようになったのは、
この本の考えが一番大きいと思っています。
風水がメインでそのひとつの手段として
ものの処分の考え方が言及されてるって感じなんですけど
私は風水は興味はなく。
ただ、「ガラクタ」の定義がわかりやすく、
「もう私には必要ないもの」と認識しやすかった。
ガラクタの4つの定義については
愛弟子だという竹内清文さんの著書に
載っているので参考にしてみてください。
ガラクタを捨てれば、人生はすべてうまくいく! – 竹内清文 – Google ブックス
(リンクから本文が一部読めます)
「人生がときめく片付けの魔法」近藤麻理恵
テレビで一躍話題となったこんまり先生!
私は金スマでそのメソッドを学びました。
片づけの鉄則、まず服から こんまりメソッド|WOMAN SMART|NIKKEI STYLE
私が特に参考になったのは
衣類→本→書類→小物類→思い出の品の順に
片付けるという事。
今はデジタル化が進んであまりないかもしれませんが
私の場合、友達との手紙とか写真の思い出に浸って
片付けがちっとも進まない、ってことがあったので……
この順番は片付けの際に
ハマってしまいがちな罠を回避できます。
ちなみに、このメソッド
先に紹介した通称「カレン本」より先に
知識として知ってはいました。
しかしどうにもこのメソッドの要、
ものを手に取ったときに「ときめき」を感じるものを残す、に関しては
その「ときめき」の判断が難しく感じていました。
だから私には「カレン本」のように
明確に「ガラクタ」の基準が決められている方が
割り切りやすかったんです。
こんまり先生からは主に
捨てる順番と、あと紙類は基本全捨てってのを都合よくいいとこ取りしてました。
服や小物には「ときめき」で判断してたかな。
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片付けのモチベーションを長く保つ方法
汚部屋住人において、
片付けはものの多さに比例して長期戦になるでしょう。
その上ものの処分には、勿体なさと向き合う「痛み」が生じます。
片付けのモチベーションを保つ方法をお伝えします。
掃除に関する体験談を読み、掃除の良い効果に期待する
私の場合なんですけど
掃除や片づけがどうにも捗らないのは、
「別にしなくても変わらない」と思っていたからなんですよね。
部屋が片付いてなくたって一応生活は出来る。
(ものが見つからなかったり衛生的にダメだったりするけど……)
でも掃除に関する体験談を読むようになってから、
部屋を綺麗にしとくといいことが起きるかも知れない……と思って
自主的に掃除や片付けをしてみたくなりました。
掃除を頑張るようになってから臨時収入があったとか
転職でのご縁をいただけたとか、
彼氏いない歴=年齢だったのに恋人が出来たとか。
ネットの海にはそのような話がゴロゴロ転がっています。
もしかしたらこじつけかもしれない。
都市伝説のようなものかもしれない、けど。
下心アリアリですが、
部屋を綺麗にすることで心も清々しくなるし、
その上自分にいいことが起きるかもしれないなら、
やってみよ〜!と思えるんですよね。
ものを沢山持つ「コスト」を考える
一人暮らしに向けて、
私が「持たざる暮らし」に憧れたのは
引越し代と部屋代を節約したいと思ったからです。
完全なミニマリストになる気はなくてほどほどに取り入れたいと
先人のブログを漁っていたことがありますが、
「ものを持つこと」についてのコストについて
考えさせられました。
ものは持てば持つほどコストは掛かります。
荷物が多ければ引越し費用はかさむし、
部屋の収納や広さも必要になってくる。
(収納用品だってお金が必要)
人生には「無駄」とか多少の「余裕」は必要だと思ってはいますが、
飽きっぽくて今後一生使うかわからない、かさばるものに、
お金をかける意味はあるのか。
そう思って、小物をバンバン処分していきました。
片付けの「痛み」とどう向き合うか
ものの処分をする際、
そのものにかけたコスト(お金や時間)を考えると
無駄になった気がして、捨てられない。
めっっちゃくちゃよくわかりますよ!
それが嫌だし疲れるので、私も片付けられなかった!!
でもねその痛みに向き合うのも修行なんですよ。
こんまり先生によると
「ありがとう」ってお礼を言って処分すると良いとのこと。
きっと人は買う瞬間の胸の高鳴りを目当てにものを買うので
買った瞬間にすでにものの役目は果たしていると思うのですが、
そうは言っても存分に使ってあげられなかった自分に向き合えなくて
それでものが手放せないなら、
これは次に失敗を繰り返さないために、必要な痛みだと噛み締めましょう。
私もありました。
一時期フェルト手芸にハマって飽きて、
やりかけで放置していた裁縫道具。
「ありがとう」って言いながら処分したら、
ず〜っとあった胸のモヤモヤが晴れた気がしました。
「いつかやんなきゃ」って心の負担になってたんだよね。
ミニマリストの方々に学んだのが。
結局、「使われていないもの」って
ものの役目を果たされていないってことなんですよ。
ハサミが複数あっても、
ペン立てに刺さっているひとつしかいつも使っていないなら
他のものは結局無駄だし。
それなら数を厳選して、
大事に使っていくほうが部屋はスッキリする。
痛みを伴う別れをしたら、容易に繰り返しはしないでしょう。
思い出の品(手紙やプレゼント)は?
痛みを伴う最たるものが、人との手紙や写真、プレゼントだと思います。
基本はデジタル化です。
写真は特に紙なのでスキャンし易いですね。(スキャナーアプリも便利)
もちろん実用性があって今もときめくものなら
手元に置いておいて構いませんが、人からの贈り物は、
「貰った時点で役割を果たしている」と思いましょう。
これもこんまり先生のメソッドで知って、
すごく感銘を受けたのを覚えています。
ちょっと趣味が合わなかったプレゼントとかありますよね。
送り主は、それをず〜っと嫌々持っていてほしいとまでは
思っていないでしょう。
「あなたが幸せな時を過ごせるように」と選んで、プレゼントしてくれた。
その気持ちをありがたく受け取って。
データや記憶に残した上で、ありがとうと処分します。
まとめ
意外とものはなくても生きていけます。
「いつか使うかも……」でずっと残していて
捨てることにしたものも、
今じゃほとんど思い出せません。
「手放す不安」に駆られていただけだったんですよね。
私は一人暮らしにあたってボロボロの布団は捨てて、
引越し先でエアリーマットレスを買い、
ちょっとリッチな寝袋で寝ています。
冷蔵庫や電子レンジは、
ヤマトの家電レンタルで過ごしています。
洗濯機はなく手洗い。
さすがに小型の洗濯機の購入は検討していますが、
極力引っ越しするのに面倒じゃないか?と考えます。
ものに縛られない生活、私のは極端ですけど。
(ミニマリストからするとこれでもまだまだだと思いますが)
管理しきれないほどのものを抱え込みがちな人は、
「今使っているもの」以外の処分をすると、
生活が楽になると思います。
私は今も散らかるのはしょっちゅうですけど
ものの点数が少ないから、片付ける時間も少ないです。
「あれどこ行った〜?」と探す
無意味な時間も減りましたよ。
おうちにいる時間でトライしてみましょう!
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