朝、このぐらいの時間に家を出ればいいな〜と思っていてもなぜか間に合わない。
遅刻はせずとも電車やバスに乗り遅れないように走って、
朝から汗をかいてしまう人もいるのではないでしょうか。
朝ごはんを抜きにしたりメイクを手抜きにしたりして、帳尻を合わせる人もいることでしょう。本当はゆったり余裕を持って家を出たいのに。
以前そういう時に便利なルーチンタイマーの記事を書きましたが、
私は主に夜のルーチンに利用していました。
朝ルーチンも作ってはいたけど、ちゃんとした用事がずっとなかったのであんまり使ってなかったんです。
今回朝のルーチンに本格的に利用し、改めて「これはいい!」と思ったので、
メリットを書いていきます。
ADHDじゃなくても、朝の時間の使い方に悩んでいる人には
使えるアプリです!
ルーチンタイマーとは
ルーチンタイマー
Hiroki Sakamoto無料posted withアプリーチ
顔を洗う、ご飯を食べるといったこなしたいルーチンを
あらかじめ制限時間とともに登録しておいてスタートすると、
音声で「○○を始めてください」と教えてくれるアプリです。
開始時間だけでなく、半分・4分の1になったときにもお知らせしてくれるので、
歯磨きをボーッとやっていた、なんて時にも「ハッ……いけないいけない!」と時間を意識できるようになります。
忙しい朝に起きがちな問題点
朝は夜と違って「タイムリミット厳守」
夜のルーチンでも充分にその効果は感じていました。
ご飯を食べて片付けて、お風呂……みたいな、
「毎日やらなきゃいけないこと」がこなせなくてダラダラするのを、
タイマーONして始めさえすればスッキリ片付くのでね。
朝のタスクは特に、タイムリミットが決まってるケースが多いですよね。
出勤、通院、なんでもいいんですけど、
用事があるときって開始時間が決まっているものです。
間に合わないと遅刻になっちゃう。
夜だったら多少睡眠の時間を削るなりできますが(本来は健康のためにやってはいけないことだけど)、
朝はリミットを延ばすのが難しい。
朝は「限られた時間の中で最低限やらなきゃいけないこと」が多い
朝型でゆったり余裕のある暮らしをされてる方には無縁かもしれませんが、
家を出るのに間に合うギリギリの時間まで寝ていたいと思う人は多いものです。
ただ時間の見積もりが甘いと間に合わなくなって、
ゆっくり朝ごはんを食べる時間がなくなってパスしたり、トイレに行かずして外出し、途中で便意を催してしまったり……なんてことも起きるでしょう。
バッチリメイクから手抜きメイクにして帳尻を合わせるくらいなら問題ないでしょうが、
一日のパフォーマンスに影響が出る省略の仕方は避けたいですよね。
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朝かかる「最長時間」を計測する
以前の記事でも書いていますが、
設定する段階できちんとストップウォッチなどを使って「タスクひとつに実際どれだけの時間がかかっているのか」を計測したほうがいいと思います。
急いでいないときの、普段かかる時間を把握しておくのがおすすめです。
歯磨きや食事ひとつとっても、
計測している段階で「えっこんなに時間かかってるの」と気づくことでしょう。
自分の想像より1分、たったの数十秒の誤差でも、
タスクが積もり積もれば5分とか10分になることもあります。
「急ぐ」というのを習慣にしたいならテキパキやったときの時間設定にするのもいいですが、
起きてすぐは頭が働かなくてボーッとしてることも多いですからね。
余裕を持たせたほうがいいと思います。
導線を考えて、ムダのないルーチンを目指そう
参考として、
私が実際に作ったルーチンを載せてみますね。
湯沸かし(お茶、コーヒー) | 1分00秒 |
視力トレーニング本/体温測定 | 3分00秒 |
朝食 | 15分00秒 |
食器の片付け | 3分00秒 |
着替え | 5分00秒 |
トイレ→洗顔 | 5分00秒 |
歯磨き | 3分30秒 |
メイク | 20分00秒 |
ヘアセット・リップメイク | 4分00秒 |
予備(掃除) | 4分00秒 |
導線を考えながら、あるいは朝実際に試行錯誤を繰り返しながら(PDCAって言うんですかね?)組み立てました。
私は、ルーチンを組む前は思いつきで次の行動を決めていたので
お湯が沸くのを手持ち無沙汰で待ってる時間が発生したり
先にメイクをしてしまったあと歯磨きをして、口周りのメイクが二度手間になったりしてたんですよね。
しかし順番を冷静な頭で決めてしまえば、あとは音声に従って動くだけ。
導線を考えておくとムダのない動きが出来て、時間短縮になりますし。
「あっアレもやらなきゃ〜」とリビング⇔洗面所間をウロウロすることもなくなりました。
余裕のある時間を、ちょこっと掃除にあてる
余裕のあるスケジュール設定にしてあるので、
想定よりも短い所要時間でひとつのタスクが完了することもあります。
ルーチンタイマーはタスクを先送りにする機能もついているので、完了したらさっさと次のタスクに取り掛かるようにしてもいいのですが、
私はいちいちアプリを操作するのもめんどくさいので、お掃除タイムにあてることにしています。
散らばった服やゴミを片付ける、床をクイックルで拭く、ひとまずテーブルの上をスッキリさせる、なんでもいいです。ちょこっとがチリツモになっていきます。
大したことは出来ませんが、「次のタスクまでの間」だからこそ集中できる。
もちろん、音声で次のタスクが読み上げられるので、
「5分のつもりが掃除に熱中して、気づけば他のことなんもやってない」って事態も防げます。
予備タイムを設ける
私はタスク間の余った時間のほかに、全てのタスク完了後の4分間も
掃除タイムとして確保しています。
というのも、これは予備の時間。
私はうっかりしてるので、
出先に持ってくものを用意してなかった!というような
不測の事態がしょっちゅう発生します。
何かあったときは事態を解決する時間にあてればいいし、
問題なければちょこっと掃除をしてもいい。
総時間が65分とキリが良くなるので4分とハンパな時間にしてるけど
本音はもう少しあったほうがいいかなぁ、という気はしている。
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ギリギリでこなせる時間ではなくて、余裕を持てるように
私は出かける予定があったとして、いつも時間ギリギリで出発していました。
たとえば8時に家を出なきゃいけないとして。
1時間あれば間に合うなーとざっくり計算して、7時に起きる。
でも頻繁に、5分ぐらい出るのが遅くなる。
遅刻はしないよう5分くらいは余裕をもたせて出発時刻を計算してるからまだいいですが(いつも自分を信用できないので)、
ギリギリなのでイチかバチか……と祈ったり、走ったりと落ち着かない。
それは、動きにムダが多かったりひとつの作業にダラダラ時間をかけていたり、
そんなことの積み重ねで起きていた事態だったのでしょう。
「無意識の焦り」が、行動スピードを上げるのかも
時間の計測をする際、余裕を持たせるために普段の時間を計測すると述べましたが
普段どおりの行動のつもりでも計測を行っているので、「時間」というものがどうしても頭に残っているんですよね。
「ムダのないように動こう」という意識が勝手に働くのかもしれません。
また、実際にルーチンタイマーを作動させている時点でも
よきところで音声を使って残りの時間を教えてくれるので、焦らずとも「時間」の意識が常に頭をよぎるようになる。
それでちょっとでもテキパキ動けるようになるのかな。
いちいち「次は何をしようか……」という思考も全体で見れば、
少しずつムダな時間を増やしていたのかもしれないし。
まとめ
朝の「なぜか間に合わない!」を減らすために、
ルーチンタイマーを使ってみましょう。
限りある朝の時間のムダを減らせて、
本来欠かしてはいけない朝ごはんとかトイレのタスクを、きっちりこなすことが出来るようになります。
余り時間のちょこっと掃除もおすすめです。
朝からひとつでも「できた!」って達成感が持てると、清々しい気持ちになれますよ。
ぜひお試しください!
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