【社畜に沁みた】しんどい時に助けてもらったお祭りソング2選

働くのがしんどい

とある音楽が記憶とぎゅっと結びついている時がある。

その曲を聴くと懐かしい思い出が蘇ってきて思わず顔がほころんでしまう、
つらいことを思い出させるから楽しい歌なのにもう聴きたくない。
どんな記憶と結びついているかによって、その曲の印象が変わってしまうこともある。

今回は私の記憶に深く刻み込まれている、
二曲のアイドルソングをおすすめしてみます。

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社畜で深夜残業に明け暮れる日々

二曲をおすすめする前にこれを聴いていた背景をお伝えしたい。

当時の私と言えば、
正社員なのに給料13万台もザラにある地域で生活していた。
(嘘だろって思うだろ……マジなんだぜ……?)

そんな中、土日祝休みで20万くらい貰える求人があったら飛びつくよね!
みなし残業なんて社会経験の浅いペーペーにその仕組みを理解できるわけなかった!

入社前には残業20時間だのなんだのとマネージャーがほざいていたが、
蓋を開けてみればサービス残業を暗に強いられるどブラックだったのだわ。

休暇はちゃんと取れたから割り切って(その地域にしては)高給のため続ける人、
ここで抜けたら他の人に負担が行ってしまうとズルズル居続ける人以外は
どんどん辞めていき、人数が少なくなって負担が大きくなる悪循環。

騙された新人はポツポツ入ってくるけどそれよりも辞めていくペースが早いんだよ!

AKB48「ハイテンション」

【MV full】ハイテンション / AKB48[公式]

「てーんしょんしょんしょん…」のサビの応酬から
中身がない曲だと思ってバカにしないで聴いてほしい。

ワーカホリックは流行らない
スイッチ切らなきゃ 壊れちゃうよ
真面目にやっても ストレス溜まるだけ
遊んで ただはしゃいで 明日はズル休み

AKB48「ハイテンション」

もう底抜けに明るい歌なんだけど想定している社会というか、
一方でつらい日常が確かにあることも示唆している。
(言うまでもなく現代日本を象徴して書いてるとは思うけどね……)

政治家とか「ミサイルが飛んで…」という表現とか
たびたび現実的だったり不穏なワードが登場していたりするのだけれど、
そんな時でも踊ろう!たった一度の人生なのだから……と
なんか根拠はないんだけど、めちゃくちゃ元気をくれる曲なんですね。

個人的にこの曲はAKB48版の「LOVEマシーン」だと思ってます。
不景気でな〜んかどんよりしてる世の中だけど、
明るく生き抜いていこうぜ!ってかいくしかない!って感じ。

冒頭で言った通りサビのフレーズは実際中身がないんですけど(笑)、
そこがキャッチーだし頭空っぽにして楽しもうや!という気持ちにさせてくれる。

ちなみにこぼれ話なんですけど
MVで出てくる人力車を引いている沼沢さんて方、青森出身なんです……!
その姿も是非ご覧ください。

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モーニング娘。’16「泡沫サタデーナイト!」

モーニング娘。'16『泡沫サタデーナイト!』(Morning Musume。'16[Ephemeral Saturday Night]) (Promotion Edit)

ハイテンションがAKB48版のLOVEマシーンなら、
これはモーニング娘。’16版のLOVEマシーンだ!

発売当時は知らなかったのですけどこれはもう
つんく♂さんが関わってはいないのですよね。
よくこれだけあのテイストを引き出せたなあと感心する仕上がり。(何様)

サタデーナイト!
日々のあれこれ 思い切って後回して
踊りたい!
誰も彼もが日本の主役だ

モーニング娘。’16「泡沫サタデーナイト!」

LOVEマシーンと少し違うのはこれを作っているのが女性の方で
働く女性が束の間の土曜の夜(サタデーナイト)を楽しむ、というストーリーってこと。

SNSとかスマホのことが示唆的に描かれていて。
そんなものより、抑圧されたものを週末解き放って
踊っちゃおう!と。

この曲は当時のモー娘。についてあまりわからなかった(今もよくはわからない)
私でさえ知ってた「ずっき(鈴木香音さん)」の卒業シングルなんですが、
ぽちゃキャラで明るいイメージの彼女にピッタリの曲なんですよね。

アイドルの卒業シングルは曲調がどうしてもしんみりしがちです。
別れイコール寂しい、悲しいだもんね。

でも個人的に明るく送り出そう!って曲がめっちゃエモいと思う
(初めてエモいって使ったけど合ってんのかなニュアンス)

実は前述したAKBのハイテンションも
塩対応で有名になったぱるる(島崎遥香さん)の卒業ソングなんですけど。
底抜けの明るさが醸し出す切なさ、的なのが私、好きなんだよなぁ。

悲しい曲だけが涙を誘うわけじゃない

個人的なエピソードを挙げると、
残業続きでも土日はしっかり休めたんでヒトカラ行ってました。

ほんで一人でこの二曲を必ず歌うんですが
歌詞が刺さりまくる刺さりまくる……!

ハイテンションで大サビ前のラップの部分があるんですが
最高潮の盛り上がりに向けて言葉の応酬が連なっていく所に感極まっちゃって
けっこうな頻度でここで号泣して歌えなくなっちゃってました。
(泡沫サタデーナイトでも似たようなパートがあって時おり泣いてた)

気持ち悪いですよねぇ〜!
 

ここで私が涙を流していたのは別に
「ああ辛いなあ、この曲みたいにハジけてしまいたい……」ではなかったと思うんです。
(いや仕事自体は辛かったけど曲を歌ってる時はそんな思いじゃなかった)

なんかいろいろグチャグチャというか、
なんかもうわけのわからない気持ちでしたよ。

そういう意味では辛さで狂っていたのかもね!?

抜け出した今でも本当に大好きな曲

今はそういう状況からは抜け出していますが。

人によってはそういう辛い状況のときに聴いていた曲は
トラウマソング化して、大好きな曲なのに聴けなくなったって事もあると思います。
(実はわたし別の会社のトラウマで、BUMPのとあるアルバムは未だ聴けない)

ただ、この二曲は今でも好きですね。

未だにメンタルの状況によっては
ヒトカラして生理的な涙があふれることもあるんですけど。

それは、
「あの頃の自分、よく頑張ってたなー。えらいえらい」って気持ちが
あふれてきてるんだと思うんです。

あの頃自分が頑張ってたことは確かだからね。

たぶん今後もその時のことを思い出しながら歌い、
泣くんだと思います。

ほんと元気になるから聴いてほしいな。

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まとめ

私の中にはほかにも、「聴くと元気になる曲」ってのが複数存在していて
プレイリスト作るのは先延ばしにしているんだけど、脳内にはあって。
(UVERの『一滴の影響』とか、WANIMAの『やってみよう』とかね。他にも色々)

でも記憶と結びついた「ハイテンション」と「泡沫サタデーナイト!」
この二曲は、今も特別です。この曲とともに辛さを乗り越えてきたから。

これだけ見るとアイドルオタなのかな?って思われるかもしんないけど
(いやまあ48や坂道グループはよく聴くけどさ……)
私はジャンル問わず「良いな」と思った曲はなんでも聴くほうです。

ただ、なぜこれらに惹かれたかというと。

見た目も性格もそれぞれのメンバーが
暗い社会など物ともせず、ワチャワチャと楽しそうに踊っている世界観が
とんでもなく眩しくて、元気を貰えたからではないかと思います。

先行き見えない今だからこそ、ひととき。
踊ろうぜ!

コメント

  1. […] なお、以前の記事【社畜に沁みた】しんどい時に聴いていたお祭りソング2選で紹介したモーニング娘。’16の「泡沫サタデーナイト!」に、曲調も歌詞のテーマも似ていて。 […]

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