すみっコぐらしは、ネガティブ・内向的な陰キャに刺さりまくる映画だった

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「ただの子供向けな映画じゃないらしい」
映画公開当時、そんな評判を聞いて「映画すみっコぐらし」に興味を持ちました。

子供向けと見せかけて大人が観ても「刺さる」、そんな触れ込みで話題になる作品は「なぜヒットしたのか」が気になり、安易にネタバレで済まさずそのストーリーを自分の目で確かめる派です。

今回視聴してみて、
これはネガティブな性格だったり、内向的だったりする人に刺さりまくる内容だと感じたので、ネタバレしない範囲でおすすめしたいと思いました。

65分と短く気楽に観られますので、
ぜひ自粛期間中の視聴候補にしていただけたらと思います。

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見た目はゆるいけどネガティブな要素を持ったキャラたち

まずこの映画に登場してくるキャラについて。

こちらはもともと、あのリラックマで有名なサンエックスのキャラクターです。
(私の世代だと「たれぱんだ」とか「こげぱん」が流行っていました……懐かしい)

だからキャラクターグッズ……文房具とかくじの景品とか、
目にしたことがある人も多いんじゃないかと思います。

どういうキャラなのか設定を知らない人でも、
冒頭にきちんとナレーションで説明が入るから安心です。
(ちなみにナレーションがあの人なんだけどうめぇ)

「すみっコぐらし」というテーマの通り、
みんな何かしらの背景を持っているんですよ。

寒いところが苦手な「しろくま」、
脂っこいから残されちゃった豚カツの端っこ「とんかつ」、
恥ずかしがり屋で気が弱くいつもすみっこを譲ってしまう「ねこ」とか、
いずれもどこかネガティブだったり秘密があったりするんです。

んでみんなすみっこが落ち着くので、
そこに集まって暮らしている。

私はサンエックスのキャラクターとして「とんかつ」がそういうキャラとは何となく知ってはいましたが、
よくよく他のキャラクターの紹介も聞いてるとその冒頭から引き込まれました。
私もそのすみっコの「仲間じゃん」、って。

陰キャの我々も社会の隅っこで暮らしている――感情移入必至

ネガティブだったり、
「みんなと同じ」でいられなかったり、
自分は何者なのかと悩んでたり、
気が弱くて自分の気持ちをはっきり伝えられなかったり……。

作中に登場するキャラクターたちは、
みんなそういう風に何かを抱えて生きています。

社会の「まんなか」で生きられる人……ネットスラングで言うなら「陽キャラ」=社交的でポジティブ、コミュニケーションを苦としない属性の人がいる一方で、
病気や障害を抱えてたり、生まれ持つ特性や性格とかで、

「すみっこ」が好き。
そういう人種(いわゆる陰キャラ、陰キャ)もいるんですよね。

あ、ちなみに作中でその切なさが展開されるというわけではないので安心して。
みんな何かを持っているからこそなのか
もともと優しいからなのか、みんないい子で。
「そんな自分でもいいよね」って感じに、寄り添ってほのぼのと暮らしてる。

そして時にはその「欠点」とも言える特徴を発揮して事態をいい方向に導くこともある。
やさしいせかい。

私は観終わったあと
癒されて心がデトックスされたような気持ちになりました。

映画オリジナルキャラクター、自分の居場所を探す「ひよこ」

映画オリジナルで登場するのが、「ひよこ?」というキャラです。

この子も陰キャの私としては思うところある……まあまず「自分の居場所を探す」ってとこから感情移入してしまうのだけど。

詳しくはとにかく観て感じてほしい。

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まとめ

Amazon Prime Video加入者なら、追加料金なしで観られるよ

何となく観たいな〜とは思ってましたがAmazon Prime Videoの会員特典だったとは。
数日前に気づいたので今回視聴に至りました。

子供向けと侮ってはいけません。

私は観終わったあと優しい気持ちにつつまれて、
心があったかくなれました。

冒頭にも書いた通り、時間も65分とかなり短めなので、
普通の映画が長すぎて集中力続かないんだよな〜って人でも
サクッと観られます。

「映画すみっコぐらし」、おすすめです!

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